セラピストとして伝えたいこと
カラーアートセラピーで主に使うものは、
画用紙とクレヨンというシンプルな素材。
それは、いつでもどこでも使えるものだから・・・。
自分でやってみようと思ったときに、気軽にできるセラピーだから・・・。
特別な道具(ツール)は要りません。
クレヨンの魅力の一つは
「子どもの頃に帰ったような感覚」を思い出せることだと思います。
色を選んで、画用紙の上で思うままに手を動かせば、
自分のためだけのアートができあがります。
色を重ねたり、指でぼかしたり・・・ストレートに紙の上に伝わる感触・・・。
クレヨンの、何だか懐かしい「香り」も癒しに繋がるかもしれませんね。
一生懸命塗っていると、没頭して時間を忘れてしまいます。
最初は、戸惑いながら描く線も、枚数を重ねていくうちに段々とダイナミックに、
伸び伸びとしたストロークへ変化していきます。
何かが解き放たれていく感じを実感することでしょう。
「クレヨンで色を塗る」という単純なワークにも、きっと意味があるのです。
描きあがった絵を見ながら、お話をしましょう。
「話す」ということは「放す」ということに繋がっていきます。
「話す」ということは、ココロの中を整理して、外へ「放す」こと。
また、「話す」ことによって「気づく」こともよくあることです。
「自分が何を思っているのか」を知ることが大切なことだと思います。
それが分からないから、どうしていいのか分からない・・・という経験は誰にでもあることでしょう。
無意識に選んだ色に、
自分自身が描いた絵に、
「今の自分自身」を知るヒントがたくさんあるのです。
セラピスト(ファシリテータ:場の提供者)は、ただあなたのそばにいます。
こころんカラーのスペースで、少しでも気持ちが軽くなったり、
リラックスしたり、
リフレッシュしたり、
ワクワクしながら一歩踏み出せる気持ちになっていただければ、とても嬉しく思います。
こころんカラー・カラーアートセラピスト 栁瀨 理恵